活動紹介

▼設計

設計はおもに9月~1月の設計期間に行います。
まずはユーザーの特徴や自分たちが考えた販売戦略からコンセプトを決定し、そこから車両の性能目標や細かなパーツの設計目標を決めていきます。

その後各自で3D CADやシミュレーションソフトを利用し、自分が担当するパーツの形状・寸法・材質を検討し、「どうすれば設計目標を達成できるのか?」に対する自分なりの解答を具体化していきます。

また設計期間には、定期的に「設計発表」を実施しています。自分の設計内容を発信しメンバーで指摘しあうことで、メンバー全員の担当パーツの完成度をブラッシュアップしていきます。

実際にパーツの詳細が決定されると、その諸元を記した図面を作成していきます。

設計には大学の講義で学ぶ工学の知識に加えて、過去車両の反省点やレギュレーション・加工方法などの制約に対する深い理解が必要となります。

▼製作

ものづくりテクノセンターや107号室に備わる工作機械を使い、車両の製作を行います。

旋盤・フライス盤での切削加工、FRPの積層作業、CO2溶接機やTig溶接機での溶接作業など、たくさんの工作機械を利用して製作を進めていきます。

メンバーの多くは工作機械を扱う知識・経験がゼロから始まります。ものづくりテクノセンター職員の方々やプロジェクトの先輩から丁寧に使い方を学び、自分が設計した部品を自らの手で完成させていきます。

▼走行

車両が完成すると、実際に車両を走行させる「走行テスト」を行います。

走行テストでは、エンデュランス審査を走破できるだけの信頼性を確認するためのトラブル出しや、設計通りの性能を発揮できているか確認するための実測、実際の審査を出走させるセッティングの検討を行います。

▼渉外活動

フォーミュラカーを製作する上で多額の資金を必要とするので、多くのスポンサー企業から物資・資金を支援頂いて活動させて頂いております。よりよいチーム・車両を実現するために新たなスポンサーを獲得するための活動も怠っておりません。

▼マネジメント

プロジェクトでは週に一度、定例会議を開き、メンバーそれぞれの作業の進捗状況や、連絡事項の確認、スケジュールの調整などを行います。

また、プロジェクトリーダーが中心となって、設計期間や製作期間、車両走行テスト期間などのスケジュールを立て、大会までの1年間をマネジメントすることは、大会に万全な体制で挑むためにとても重要な要素です。